【素朴なネイルの疑問】マニキュアやジェルの処理方法や使い道は?
<【素朴なネイルの疑問】マニキュアやジェルの処理方法や使い道は?>
しばらく使わずにいると、いつの間にかフタ付近や中身がドロドロになってしまったマニキュアや、テーブルに置きっぱなしで自然硬化してしまったジェルなど……。
うっかり使えなくなってしまった、なんてこともあるかもしれません。
「古くなったマニキュアってどうやって処理したらいいの?」
「知らない間に固まったお気に入りのカラージェル、どうにか使えないのかな?」
そんな疑問を思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?
意外にも、捨て方や処理方法は現役ネイリストも迷いがちなところ。
本記事では、マニキュアやジェルの正しい処理方法・捨て方や使い道をあわせて解説します。
<マニキュアやジェル処理時のNG行為>
マニキュアやジェルを捨てるときに、燃えるゴミとして出すのは実はNG!
また中身をトイレや水道水で流すのも絶対にしてはいけない行為です。
なぜダメなのかをこの項で解説していきましょう。
[水道水や川に流す]
マニキュアの成分は工業用のラッカーなどと同じで、さまざまな有機溶剤を顔料などと合わせて作られています。
水に溶けず強い成分も含むため、排水溝や水道に流してしまうと固まったり水道管の破損を招いたりする恐れが……。
何よりも下水の汚染につながるため、絶対に流してはいけないものだと覚えておきましょう。
ジェルも同様に流すと固まるか溜まってしまい、水道管などの詰まりや破損の原因となります。
[ビンや容器ごと燃えるゴミに出す]
マニキュアが入ったままのビンは、そのまま捨てられません。
マニキュア自体は小さいのでポイっと捨てがちですが、ビンと中身は分別する必要があります。そのまま可燃ごみや燃えないごみに出すと、回収してくれないことも。
またジェルも、プラスチック容器と中身は自治体によっては別々の廃棄となるので注意が必要です!
<正しい処理法は?>
それでは、マニキュアやジェルの正しい処理方法をくわしくみていきましょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
[マニキュア]
マニキュアの場合、まず中身を出すために、薄め液やアセトンなどを入れて振り、柔らかくしてから中身を出すのがおすすめです。
マニキュアの液体は、新聞紙やキッチンペーパーの上に出すと捨てやすいです。
また、フタ部分が固まって開きにくくなってしまう場合は「40度くらいのお湯で温める」、「除光液やリムーバーを差し込む」などの方法で柔らかくなります。
そして液体を染み込ませた新聞紙やキッチンペーパーは、ビニール袋などに密封して(匂いがしないように)ゴミ袋にいれ可燃ゴミへ。
空になったボトルと蓋は、お住まいの自治体に従って分別ゴミとして出しましょう。
[ジェル]
ジェルの場合は中身のジェルをしっかりと拭き取って、ジェルの液体は可燃ゴミへ。
固まっている場合も、中身はヘラなどでとって可燃ゴミにします。
容器はお住まいの自治体に従って、分別ゴミとして出しましょう。
各自治体のルールは、市町村公式サイトで確認することができるので、あらかじめチェック!
<古いマニキュアやジェルの活用法>
マニキュアやジェルは古くなるとサロンでは使えなくなります。
泣く泣く処理することがあるマニキュアやジェルですが、自分で使う分には、色々な使い方ができるんです。
捨てる前にできるかもしれない、活用方法をご紹介していきましょう!
[古いマニキュア]
マニキュアは使わずに置きっぱなしや長い時間が経つと、液体が徐々にどろどろと硬くなってしまいますよね。
そうなると爪に塗布しづらいもの。
そんな古いマニキュアには「ソルベント」や「ポリッシュシンナー」と呼ばれるマニキュアの薄め液を使用するのがおすすめです。
ある程度粘度がゆるくなるのでフットや、アートに最適♪
また、さまざまなカラーやラメと混ぜてオリジナルカラーを作るのも楽しいです。
他にも、衣類やパンストなどのほつれ留めや靴紐の先を固めるのにも使えます。
注意点は、薄め液を入れすぎると乾きにくく(固まらなく)なること。
そしてしっかりビンを振ることで混ざりやすくなります。
[容器の中で固まってしまったジェル]
ジェルをうっかり直射日光に当ててしまったり、LEDランプの近くに置いてしまったり……。
容器の中で、固まったジェルをみるとがっくりしますよね。
その都度フタを閉めて暗所に置いておくのが基本ですが、捨てる前に使える方法も!
容器の中で半生状態の場合は、液状の部分はアルミホイルや別容器に移し替えて通常使いできます。
硬化してしまった部分は、ハサミやナイフなどで細かくカットするとオリジナル3Dパーツにするのがおすすめ。
柔らかい状態の場合は形作りがしやすく、適当にカットして散りばめても不揃いでかわいいですよ♪
薄くカットしてシールやネイル用の型抜きカッターでくり抜いてもGOOD!
完全にジェルごと硬化してしまった場合は、エタノールでベタベタなどを拭き取り、ナイフなどでカット。
その後にファイルやバッファーで整えるとコロンとした不揃い3Dパーツになります。
捨てる前に、一度チャレンジしてみてくださいね。
<まとめ>
今回は、マニキュアやジェルの正しい処理方法・捨て方や使い道をあわせて解説していきました。
使えなくなったマニキュアやジェル、どうやって捨てるのかなどスクールでは習わないもの。
処理方法を知っておくことで、使わなくなっておきっぱなしになっているマニキュアやジェルを整理することができます。
また、活用することで処理する手間を省きエコな使用方法にも繋がります。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
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